【補聴器外来予約専用電話番号】
08034784691
電話にすぐ応答できない場合もありますが 折り返しお電話しますのでつながらない場合もご安心ください。
〈初めて補聴器外来を受診される方へのお知らせです〉
補聴器について相談したいかたは通常の予約でも診察できますが 電話にて予約をとっていただきますと診察後に専属スタッフより補聴器を実際に見ていただいたり、補聴器の機能などより詳しく情報をお伝えすることが可能です。よろしければ電話で予約をとっていただければと思います。
補聴器外来初回の方は検査、診察、説明等を含めますと2時間ほど必要です。
なくてはならない自分にあった補聴器を手に入れ幸せになりましょう。
聞こえないと困ったときが補聴器の使い時
耳鼻科で行う聞こえの程度を表す平均聴力が40dB以上の人が補聴器を使用するとよいといわれています。補聴器も進化してきたため、聞き間違えが許されない方など生活スタイルに応じて軽度難聴の方も補聴器の適応になる場合があります。聞こえで困ったときが補聴器の使い時です。
程度分類 | 平均聴力(dB) | 自覚 | 推奨の対応 |
---|---|---|---|
正常 | ~25未満 | ||
軽度難聴 | 25以上~40未満 | 小さな声や騒音下での会話の聞き間違いや聞き取り困難を自覚する | 会議などの聞き取り改善目的では、補聴器の適応となることもある |
中等度難聴 | 40以上~70未満 | 普通の大きさの声での会話の聞き間違いや聞き取り困難を自覚する | 補聴器のよい適応となる |
高度難聴 | 70以上~90未満 | 非常に大きい声か補聴器を用いないと会話が聞こえない。しかし聞こえても聞き取りには限界がある | 補聴器 |
重度難聴 | 90以上~ | 補聴器でも聞き取れないことが多い | 人工内耳の装用が考慮される |
※参考文献:関谷芳正「よくわかる補聴器選び2021年度版」より
※参考文献;小川郁「聞こえにくい」をほっとかないより改変
上記の項目に当てはまった方は難聴があり、補聴器が役に立つ可能性があります。
耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。
補聴器を使用する前に効果の予測や中耳炎などの治療すべき病気がないか分かります。
言語聴覚士、補聴器技能者、耳鼻咽喉科医師が協力して特殊な機器を使用し補聴器の効果を見る検査を行い補聴器の調整を行います。
初めての方には補聴器を3か月程度貸し出しています。ただし、貸し出し後1-2週間毎に補聴器調整に来院していただき、検査、調整を行います。
定期的に耳のチェック、聴力検査、補聴器があっているかチェックができます。
①聞こえのことでお困りがあれば耳鼻咽喉科一般外来を受診
②耳の病気がないかどうか確認
鼓膜の状態・耳垢の確認、鼓膜・外耳道に病気がないかの確認
③聞こえの検査、言葉の聞き取りの検査
④補聴器を使用して効果がありそうか判定
⑤補聴器の適応があり本人のご希望があれば補聴器外来を予約
補聴器装着時のイメージ
⑥補聴器の装用し、聞こえの検査、聞き取りの検査
⑦効果があれば補聴器を貸し出し
⑧貸し出し後3か月間、1-2週間毎に来院し、状況確認、検査、補聴器調整を実施
⑨貸し出し後、補聴器装用の効果があり、ご希望があれば補聴器購入
※そのまま返却でもかまいません
⑩定期的に聴力検査、補聴器の出力の検査を行い調整していきます
このように当院では補聴器購入まで3 か月間、2週間毎来院していただき検査、補聴器調整を行います。この期間の補聴器調整は聴覚脳のリハビリ期間であり、なくてはならない補聴器になるために重要です。
難聴になると脳は刺激のない静かな状態に慣れてしまいます。補聴器常時装用することで難聴の脳が活性化された脳になります。最初はうるさくて耐える必要がありますが、脳が活性化されて慣れてきます。就寝時や入浴時以外は補聴器を使用しましょう。
補聴器を初めて使用してからの3 か月間はトレーニング期間です。1-2週間毎に受診して検査、補聴器の調整が必要です。