咳 北九州市戸畑区の小児科 一枝クリニック

一枝クリニック

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・咳は気道(空気の通り道)にある痰や異物を取り除いてくれます。
・気道が詰まったり、ばい菌が増えないように体に備わっている防御機能です。
・咳は防御機能であると同時に何らかの病気の「サイン」でもあります。

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咳にはいろいろな種類がある

① コンコンという乾いた咳
② ゴホゴホという痰が絡んだ咳
③ ヒューヒュー、ゼーゼー 喘鳴
④ 犬の遠吠えのような重たい咳 クループ症候群イラスト

このような時は早めに受診を

  1. 元気だけど咳以外に発熱、鼻水、下痢、嘔吐がある
  2. 咳で眠むれない、咳で目が覚める
  3. ゼーゼー、ヒューヒューなどの喘鳴がある
  4. 肩で息をしていて胸が凹むほど苦しそう
  5. 1日中咳が続いて食事ができない
  6. 咳で吐いてしまう

咳がひどい時の対処法

① 加湿

まずは家の加湿を行ってください。
本人がマスクをするのもよいです。

② 水分補給

こまめに水分補給を行い、のどを潤すと幾分咳が楽になります。飲ませるときは、むせに注意して少量ずつ飲ませてください。

③ 鼻水を取る

鼻水がのどの方に流れ込むと、その刺激で咳が出てしまいます。鼻水が出ているときは鼻水を吸い取るか、拭いてあげてください。

④ 体勢を整える

咳がひどい時は完全に横になるときついので、上体を起こすか、縦だきにしてあげると楽になります。

⑤ ミルクや食事は少しずつ、回数を多くして

お腹が張ると苦しくなるので、ミルクや食事は少量ずつあげるとよいです。

⑥ 吸入器がある場合

ベネトリンもしくはメプチン吸入は3 時間以上あけると追加で吸入ができます。夜間などにせき込んで苦しそうなときは、追加で吸入してあげると楽になります。

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江島多奉

一枝クリニック 副院長 江島多奉

所属学会 日本小児科学会、日本小児腎臓病学会、日本腎臓病学会、日本夜尿症学会
資格 日本小児科学会 小児科専門医、小児慢性特定疾病指定医