頭痛
子どもの頭痛は、風邪などによる発熱を伴うもの、体調不良、鼻炎などの鼻づまりによるもの、運動不足や肩こり、心配事や精神的なストレスなど多くの原因によります。また最近では夜遅くまで携帯電話やゲームをするお子さんが多いですので、眼精疲労や肩こりから頭痛を引き起こしていることがあります。
頭痛薬を飲むタイミング
子どもの頭痛薬はアセトアミノフェンを使用します。吐き気を伴う場合は吐き気止めを一緒に服用することもあります。
頭痛薬(解熱剤)は1度使ったら、次に使うのは6時間以上あけてください。
このような時は早めに受診を‼
- 頭痛薬(解熱剤)を飲んでも痛みが治まらない
- 後頭部が痛い
- 予防として頭痛薬(解熱剤)を飲んでも頭痛が頻繁に起こる
- 頭痛以外の症状(発熱、鼻水、鼻づまり、腹痛など)を伴う場合
- 頭痛で学校に行けない、朝起きるのがつらい
頭痛に関してのQ&A
- 頭痛が頻繁に起こりますが、検査は必要でしょうか?
- 頭痛薬をのんでも痛みが治まらない場合や増悪する場合は検査が必要なことがあります。
- 子どもの生活で注意するポイントはありますか?
- 睡眠不足や疲労は頭痛を引き起こすことがあります。早寝早起きで、生活リズムを整えることが大切です。
- 頭痛薬(解熱剤)は毎日飲んでも大丈夫でしょうか?
- 子どもの頭痛薬のアセトアミノフェンは比較的安全性が高い薬ですが、毎日飲まないと頭痛が治まらないような場合は受診していただいたほうが安全です。
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一枝クリニック 副院長 江島多奉
所属学会 日本小児科学会、日本小児腎臓病学会、日本腎臓病学会、日本夜尿症学会
資格 日本小児科学会 小児科専門医、小児慢性特定疾病指定医