発熱
- 熱はからだに入ったウイルスや細菌が増えるのを抑えるためにでます。
高熱が出ると心配ですが、熱があっても元気がよく、しっかり水分をとれる場合は様子をみても大丈夫です。
熱が出る時は・・・
① 手足が冷たくなり、寒がります。
② 熱が上がりきると手足が温かくなり暑がることがあります。
解熱剤を使うタイミング
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38.5℃以上でぐったりしているきつくて水分がとれない痛みが強く、ご機嫌がとても悪い時です。
解熱剤は1度使ったら、次に使うのは6時間以上あけてください。
このような時は早めに受診を‼
- ぐったりして様子がおかしい。
元気がない。顔色が悪い。
- けいれんを起こした。
- 何回も嘔吐して、頭痛が強い。
- 水分がほとんどとれず、おしっこが減ってきた。
- 咳が多くて夜も眠れない。
- 3日以上高熱が続いている。
- 生後3カ月未満の赤ちゃんの発熱。
お熱が出たときのQ&A
- お熱があるとき、お風呂はダメですか?
- 熱が高くてぐったりしているときは、お尻などをシャワーで洗って、ほかはぬるま湯でぬらしたタオルで拭く程度がよいです。
37度台のお熱で、本人が元気な場合は長風呂をしなければ入浴は可能です。
- いつから保育園・幼稚園・学校はOKですか?
- 熱は朝は下がっていても午後になると上がることがあるので、可能なら熱が下がった状態が24時間続いてからがよいです。
ただし、感染症で登校中止期間がある場合は熱が下がっても登校できません。
- 食事や水分の与え方は?
- 水分はできるだけこまめに与えてください。
熱があるときは汗をかくので、塩分の入ったスープやおうどん、おかゆなどがおすすめですが、食欲がなければ、本人の食べやすい好きなもの(ゼリーやプリンなど)でも構いません。
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一枝クリニック 副院長 江島多奉
所属学会 日本小児科学会、日本小児腎臓病学会、日本腎臓病学会、日本夜尿症学会
資格 日本小児科学会 小児科専門医、小児慢性特定疾病指定医