病院での花粉症の治療のメリット
2018年2月28日
以前は医療機関でしか処方できなかった副作用の少ない薬(アレグラ、アレジオンなど)を薬局で購入することが可能になり、購入した薬を飲むだけで症状軽快することも多いと思いますが、薬を飲んでいても多少症状が残っている方や日によってはひどい症状がでる方がいらっしゃると思います。今回は花粉症の代表的な治療法である薬の内服治療を病院で行うのメリットについて書こうと思います。当院では花粉症の鼻所見は当然ですが、特に問診を重視して治療法のご提案をしています。例えば、症状が出やすい時間帯があれば、その時間帯に薬の効果が出やすくなる薬の選択、飲むタイミングの決定、仕事が不規則で決まった時間に薬が飲めない方への薬の選択などがあります。病院で処方可能なアレルギーの薬の種類は多く、それぞれ得意、不得意とするところがあります。そのためアレルギー性鼻炎の代表的な抗ヒスタミン薬の使い方だけでも千差万別です。また、花粉症は通年性のアレルギー性鼻炎と違い花粉飛散の状況によって症状が増悪する日がありますので、当院では症状が増悪する日の薬の使い方を説明するように心がけています。病院を受診して花粉症の治療することのメリットは症状や生活スタイルに合わせて沢山ある薬のなかから、適切な薬、使い方が選択出来ることと考えています。また耳鼻科では、手術療法や免疫療法が加わることで、更に治療の選択肢が増えるのでメリットは多いと思います。