小児急性中耳炎

小児急性中耳炎の診療のよりどころになる小児急性中耳炎診療ガイドラインが今年の5月に改定されました。
診療上に関わる変更点は1.抗生剤の効果判定に3~5日と幅をもたせたこと2.鼓膜切開を選択できる場面が増えたことです。1.に関しては以前のガイドラインでは抗生剤の効果判定は3日となっていましたが、実際の診療では4日、5日後に判定することが多くあり、実際の診療に則した改定になっていると思います。2.に関しては鼓膜切開を適用となる機会が増えるので、診療で鼓膜切開をご提案することが増えると思います。
小児急性中耳炎は副鼻腔炎を合併していること、気管支炎や肺炎を合併していることが多くあり耳鼻科でも小児科でも診療する疾患です。中耳炎は耳鼻科受診?小児科受診?と迷われる方もいると思います。私の考えでは、メインの症状に応じて受診される科を選択されるのがよいと思いますが、各科得意、不得意がありますので適切な時期に耳鼻科と小児科で連携(診察所見、治療方針の共有)して診療することが重要と考えています。
現在北九州ではRSウイルス感染が流行しています。ウイルス感染に伴い鼻汁が大量にでるため中耳炎が増えております。気になることがありましたら ご相談ください。


投稿者名 江島 投稿日時 2018年07月27日 | Permalink